心臓血管外科
心臓血管外科とは
心臓や血管に関する手術を受けた患者さんには、その後の経過観察や薬物治療が必要となることが多く見受けられます。当院の心臓血管外科は、こうした患者さんに対して継続的な診察や治療を提供する専門の外来です。
定期的に当診療科を受診し、必要に応じて血液検査やレントゲン、心電図、エコー、CT検査を実施することで、病状の悪化や体調の変化に迅速に対応することが可能です。心臓手術を受けた方は、ぜひ当院の心臓血管外科にお越しください。
心臓血管手術後の留意点
心臓手術後は、身体に過度な負担をかけずに生活することが極めて重要です。また、現在の生活習慣が心臓に与える影響を理解しておく必要があります。
具体的には、まず定期的に体重を測ることが健康管理に寄与します。過食や飲酒によって体重が増加すると、心臓に過剰な負担がかかることになります。一方で、体重が減少した場合は、何らかの健康問題が潜んでいる可能性があります。
手首の内側を押さえて定期的に脈拍を測ることも重要です。日常的に自分の脈拍数を把握することで、体調が良好かどうかを判断する手助けとなります。脈拍を測る際には、そのリズムが規則的であるかどうかを確認することが望ましいです。
また、定期的な血圧測定も体調の変化や健康状態を把握するために有用です。可能であれば、毎日朝と夜に1回ずつ、決まった時間に測定することをお勧めします。
症状
手足のむくみ
手足のむくみには多くの原因がありますが、心臓に異常がある場合にもむくみが現れることがあります。これまでに経験したことのないむくみが発生した際には、心臓血管術後の外来を受診し、特に問題がないかどうかを確認することが重要です。
咳や痰、息切れ
心臓手術後は、心臓の機能が完全には回復していない状態です。この時期に無理をすると、心臓に過剰な負担がかかる可能性があります。咳や痰、息切れはその兆候ですので、十分な安静を保つよう心掛けてください。
動悸やめまい、不整脈
動悸や不整脈の症状が現れた際には、無理をしないことが重要です。安静にしていても不整脈が改善しない場合は、速やかに専門の医療機関を受診することが必要です。